その他 健康

突然、めまいの病気になった話 ②

突然めまいの病気を発症した話 の続きです。


SPONSORED

2013年7月下旬、滞在先の高知県で突如ひどいめまいを起こし、緊急入院して以来、東京に戻ってからはまた違う種類のめまいで悩むようになりました。

1つは、特定の動きをした時に発生するめまい。

その多くは、食器棚から食器をとろうとして頭を上に向けた時や、靴紐を結ぼうと下をむいた時、ベッドから起き上がった時など、頭を上下左右に動かした時に起こります。

ぐらぐらぐらと頭の中が波打ち、船酔いのような状態が続き、これが非常に気持ち悪い。

数秒待てばおさまるのですが、あまりに高頻度で起こるので、日常生活への影響が大きく困りものです。

続いて、同時期に発生するようになったのが、食後のめまい。

食事中は頭の向きを上げ下げすることが多いからか、たいていは食べている間から出始めるのですが、食事を終えた直後にピークがやってきます。

特に食後すぐ立ち上がると悲惨で、ひどいめまいに伴い、吐き気も…

まっすぐ歩けないので壁伝いにお手洗いまでいき、そのまま吐くという日々が始まりました。

しかも吐き気が一回でおさまればまだマシですが、ほとんどそうなりません。

ひどい時には一回吐き始めると、1時間で20〜30回ほど吐いてしまうので、正直これが一番辛い。

特に朝食後に調子悪くなることが多かったので、極力午前中の取材はいれないようにしていました。

こんな生活が、週に3〜5日ほど続いていきました。

連日そんな様子の私を見かねて、ある日夫が、今通っている病院(総合病院)より専門病院に行った方が良いのでは? と、めまいに特化した病院を探し出してきてくれました。

そして通うことになったのが、自宅近所にある専門病院。

スマホから病院のサイトを見ると文字化けしまくりで、怪しさ満点なのですがw

わらにもすがる思いでその病院へ行ってきました。

実はちょうどその頃、1ヶ月後にニューヨーク行きが控えていたので、もし再び飛行機に乗ったことで、入院騒ぎになるほどのめまいを起こす可能性があるんだったら、10時間を超えるフライトに耐えられるよう薬の調整や、そのほか治療を施しておく必要がありました。

当時はまだ、近い将来ニューヨークに拠点を移すことは決まっていなかったのですが(結婚も決まっていなかった…!)、その時、どうしても夫のニューヨーク出張についていきたい! という気持ちが芽生え、なんとかこれを実行しなくては! と不思議な使命感にかられていたのです。

私にとっては、初めてのニューヨーク。

今思えば、この時ニューヨークに行っていなかったら、帰国後すぐに決まるニューヨーク行きに、「私も行く」と二つ返事できていなかったと思うので、この時行っておいて本当に良かったです。

新しく通い始めた病院の先生との相性はバツグンでした。

総合病院は頻繁に先生が変わる上、私がいくらめまいがひどいんだと説明をしても、「聴力が安定しているのに、変ですね…」といつも私の話に半信半疑で、正直自分がおかしいんじゃないか…と不安になったものです。

でも、新しい先生は違いました。

そもそもめまいとはなぜ起こるのかといった具体的な説明に始まり、時間をかけて私の症状を聞き出してくれたことで、何の病気なのかを突き止めてくれたのです。

そして、適切な治療を施してくれました。

先生によると私の病気は、『良性発作性頭位性めまい症』というものでした。

でも『良性』なので、いずれ良くなるだろうから心配はいらないという先生の話にほっと一安心。

この病気だと先生が言った理由は、聴力が安定していること(=メニエールではない)。

また、特定の姿勢になった時にめまいが発生することから。

女子サッカー日本代表の澤選手も、この病気を発症したことがあるそうです。

先生の指示に従い薬を飲み、教えてもらった自宅治療を続け、週2〜3回のペースで先生のもとに通いながら、めまいの頻度を減らすための努力を続けていきました。

そしてなんとか、ニューヨーク行きも問題ないほど体調を整えることができました。

食後のめまいについては、夫の協力を得ながら、食後すぐに立ち上がらない(私は食後すぐ食器洗いをしたい性格なのですが、夫が『いいから座っていなさい。食器下げて予洗いしておくから』と家事の協力をしてくれて、本当に助かっています)こと。

そして血糖値が急上昇し、その後急降下することで、めまいが起こるのではないかという夫の予想から、食事前後の血圧測定、ゆっくり食べる、炭水化物を減らすなどの対策を施していきました。

今でも時々食事中・食後のめまいが起こることはありますが(特に会食など、緊張するときに出る傾向にあり)、それでもピーク時に比べたら、全く問題ナシ!

本当に良かったです…

次回は、飛行機に乗る際私が工夫していること。

また日頃の生活の中で、極力めまいを起こさないよう意識していることなどをお話していきます。


SPONSORED

(Visited 401 times, 1 visits today)

You may like

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください