NY その他 ひとり言

NYの地下鉄は怖い? 楽しい?

NYに限った話ではなく、日本にいたときも電車で怖い体験をしたことは何度もあります。


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特によく覚えているのが、ディズニーランド帰りでヘトヘトになっていた私の体を手当たり次第触ってきた後、今度は手元にあった携帯を無理やり奪おうとし、「ごめんね、仕事だから許して」と耳元で囁いてきた強面のおっさん。

そんな都合の良い仕事があるか〜い! と突っ込みたかったけれど、ものすごく力が強く怖かった(電車に乗ってきた直後から、誰かれ構わず怒鳴りまくっていた)ので、がっしり後ろからつかまれていた手をほどき、電車を降りる頃には腰が抜け、しばらくその場から立ち去ることができませんでした。

もう一つよく覚えているのは、高校時代友達と電車に乗っていたら「千葉真一は好きですかー???」と迫ってきたおっさん。
「好きか嫌いか考えたこともないわww」と無視を決め込み電車を降りると、なんと追いかけてきたので、走って逃げました。

まあ他にもいろいろとあるのですが、今日はNYの地下鉄についてのお話なので、日本での話はこの辺で。

NYの地下鉄に乗っていると、楽しいこと、怖いこと、そして、おお〜〜〜と思うことに日々遭遇します。

まず楽しいなーと思うことは、音楽やダンスに触れる機会が多いこと。
ホーム、改札に向かう道中、そしてたまに電車の中にも…! 楽器を持ってきた人が乗り込んできて演奏したり、歌ったりします。

はじめてこれに遭遇した時は驚きましたが、どの方も演奏が上手なので、こちらも楽しむことができます。(時々、うるさーーいと思うこともあるけれどw)

これは先日撮った動画。
駅構内をとことこ歩いているだけで、こんなにカッコイイパフォーマンスに出会えたりします。
この人たちは本当にすごかった!!!
特に最初に出てくる、タバコを使ったパフォーマンスを披露する男性。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=T-dvRDVWWSA?rel=0]

以前見た記事によると、駅構内での演奏はオーディションを通過する必要があるようです。
なるほど、パフォーマーのクオリティが高いわけだ。

あと先日は、ライオンキングのキャストによるサプライズ(フラッシュモブ)が、地下鉄の中で行われたとか。

ニューヨークの地下鉄で起きたサプライズ合唱! 人気ミュージカル『ライオンキング』のキャストが車内で突然歌い始める動画が鳥肌モノ!!

これはその場にいたかった! 感動しただろうな。

続いて怖いのは、予期せぬ出来事に遭遇しやすいこと。
私はここ数日、連続して怖い目にあっています。

一回目は見た目は普通のおじさんが隣に座ってきて、斜め前にいる女性に話しかけ始めました。
隣の車両からその女性と移ってきた(ように見えた)ので、知り合いなのかな? と最初は気にしていませんでしたが、女性は返事をすることもなく、逆に怪訝そうな顔をしている。

ん? なんか様子がおかしい? と思った次の瞬間、突然そのおじさんが、『I need WATER!!!!!!!』と繰り返し叫び始めました。
怖い…ちょうど私が降りたかった駅に着いたので、そのまま下車。

その翌日は、別のおじさんが、すごい剣幕で私にスペイン語(だと思われる)で話しかけてきました。
なんだなんだ? と困っていると、目の前に座っていたスペイン語が話せるおじさんが助けてくれたので、ほっと一安心。

私はこのくらいで済んでいるから良いのですが、知り合いの女の子は、日本語の本を読んでいたら突然見ず知らずの女性から、『なんでそんな本読んでるんだよーーー!!!』と日本語で責められ、本をバシバシ叩かれたのだとか。
こ、こわい…

一昔前に比べるとNYの地下鉄は安全になったとはよく聞きますが、それでもいまだに何かしら事件が起こっているのは事実。
先日も日本人が襲われる事件がありました。
夜中だけではなく(NYの地下鉄は基本的に深夜も運行しています)、日中でも危険に遭遇する可能性があるのが怖いですね。

最後に、おお〜〜〜と思うこと。
NYの地下鉄には、他の乗客にお金をもらうために乗ってくる人もいます。
単純にコップを突き出してそこにお金を入れてほしいという人もいれば、どうしてお金がないのか、どうしてお金がほしいのかと、大声でプレゼンを始める人もいます。

先日、おお〜〜〜これはすごいと思ったのが、髪の毛もひげもボサボサに生えた、決して外見は綺麗とは言えない男性が突然、

『僕は、今日27歳の誕生日を迎えました。だから誕生日を祝ってください。僕はお腹が減っているので、お金がほしいのです。』と大声で訴え始めたこと。
(『ちなみに僕はホームレスじゃありません!』とも言っていました。)

もちろん彼が誕生日かどうか、ホームレスじゃないかは、IDを見せて! とでも言わない限り調べるすべはありませんが、その場に居合わせた数人のニューヨーカーは、

『本当に本当に誕生日だな? であれば祝うよ!おめでとう』と彼にお金を渡していました。

すごいですね。
この場合大切なのは、誕生日が事実であるかよりも、その演説を聞いた人がお金を渡すことで、自分もハッピーになれるか。
そこに意識があることだと思います。(もちろん相手もハッピー!)
これはチップ文化に通ずるところがありますよね。

そうした『+』のスパイラルを見ながら、アイディア次第で人の気持ちを動かすことはできるんだなぁとなんだか勇気づけられたのでした。

写真は地下鉄に関連するものを撮っていなかった事に気づいたので、全く関係ないけど、先日お散歩中に見かけたワンコ。
暑い…もう動けない…という声が聞こえてきそうですw

おまけ♡ 目があったw

Photo 2014-06-08 12 13 43

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