結婚・子育て 育児記録

【育児記録19】無事退院しました!

娘のNICU生活が、2月5日、ついに終わりました!

私が切迫早産で入院してから、180日(娘が生まれたのは入院から4日後)。

ようやく待ち望んでいた、娘との暮らしがスタートです!

▲自宅のベッドで眠る娘。
戴き物のお人形、弟の写真に囲まれて。

このシリーズに、【育児記録】と名前を付けたのは、退院して、本当の意味での「育児」が始まる日は絶対にやってくるから、ずっと記録をつけていこうという気持ちを込めたからです。

そして19回目にして、ようやく退院のご報告ができました。これからも定期的に更新していくので、娘の成長を見守っていただけたら嬉しいです。

前回のブログで、「退院は決まったものの延期になった」お話をしました。

【育児記録18】退院が決まりました! : Purple and the City

その後、数日の経過観察を終え、退院前日にドクターから連絡が来て、無事退院になりました。

今日は、退院に至るまで〜自宅に帰ってからのケアについてのお話です。

酸素吸入器を付けて帰ることを決意

前回のブログでも書いた通り、娘の退院が延びた理由は、「一度不要になった呼吸器(酸素吸入器/カニューレ)」が再び必要になったからです。

▲動きまくってすぐ鼻のカニューレが取れるので、テープで補強。
ポーズはお気に入りの「45」。
パパと私、45歳差! のアピール?(笑)

1週間、完全にカニューレ無しでも体調は安定していましたが、1週間を堺に、体内の酸素濃度が万全ではなくなり、再びカニューレを着けて酸素を取り入れることになりました。

転院か(=カニューレが取れるまで、違う病院でケアするか)。
カニューレをつけたままの帰宅か。

選択を迫られた私たちは、後者を選んだため、NICUで「カニューレを着けていれば、体調は安定するか(=自宅に帰った後、両親だけでもケアできるか)」を確認する必要がありました。

私たちがNICUをすぐに出なければいけないのは、主に、医療費の問題があったからです。

娘の入院費は、日本円にして一泊15万円(!)もかかっていました。この医療費のうち、一部は私たちも支払っていますが、大半は保険会社が持ってくれているので、一日延びるだけでも、保険会社の負担額は大きく変わってきます。

NICU側としてもそうした事情があるので、早く出してあげたいという気持ちがある一方、焦って退院させた結果、何か問題が起きては元も子もないので、様子を見る期間を決め、それで問題なければ退院させましょうという結論になりました。

幸い娘は、カニューレを着け鼻から酸素を入れてさえいれば、体調は安定していたので、ドクターと決めた期間内に退院できそうだと、私と主人とで代わる代わるNICUに来ては、自宅に帰ってからのケアの一部始終を、ナースから学んでいきました。

心肺蘇生法、聴力検査、カーシートテストを終え、無事退院

未熟児の親は、退院前に必ず「心肺蘇生法」を学ばなくてはいけないそうで、私たちも退院の数日前に約1時間、人形を使い勉強しました。

また退院前日には、「カーシートテスト」が行われました。

▲カーシートでスヤスヤ眠るクマさま

「カーシートテスト」とは、1時間半、赤ちゃんがカーシートの上にいても、体調がおかしくならないか見るテストのことです。

体を水平にすると、吐いたり体調が悪くなったりしてしまう娘にとって、この姿勢がラクなこともあり、終始ご機嫌で無事クリアになりました。

▲「これはなかなか快適でしゅねナースさん!」ご機嫌な娘。クマちゃんから赤ちゃんに戻りました

また、初めて聴力検査も行われました。目の前でそのようすを見ていたので、結果を聞くまでドキドキでしたが、耳は完全に聞こえています! とのこと。良かった。

「かわいい!」と声かけると、ニヤリとすることもあったので、理解していたのでしょうか(笑)。

▲耳に当てた機械で、検査します

退院当日は、代わる代わるドクターやナースが来て、肺、目、お腹からミルクを入れる器具『G-tube』(胃ろう)周りを始めとして、いろいろな検査が行われました。

引き続き定期検査が必要なので、退院してからは、9つの専門医の元に通う予定です。

しばらくは忙しい日々が続きそうですが、時間が経てば少しは落ち着くと思うので、まずはそこに向けて頑張ります!

6カ月近くNICUにいた私たちは、大半のドクター、ナースと顔見知りになっていたので、病院を去る時間が近づくにつれ、お世話になったドクターやナースが次々に私たちの元に来てくれました。

「You’re amazing parents!」と思わず涙が出てしまうような言葉をかけてくれたドクターもいれば、「I like your hair style! You should keep short hair!」と、ロングヘアの頃から私を知っているナースさんに、少し照れくさい褒め言葉をいただいたりしながら、私たちもお世話になったお礼にギフトを渡し、NICUを後にしました。

▲最後に記念撮影!退院時にはこれを着ると決めていたものの、まだ娘には大きすぎて宇宙服みたいです(笑)

猫のわらびは、初めての赤ちゃんにビビりまくり

自宅に着き、すぐに猫のわらびと娘を対面させてみました。

わらびは、初めて見る赤ちゃんに戸惑いを隠せないようで、くんくんと匂いを嗅いだ後に、後ずさりして逃げました(笑)。

▲くんくん。なにこの子!?長帽子族の赤ちゃん!? と警戒しまくりのわらび

今でも、敵なのか味方なのか判別がついていないのか、娘の前を通るときは、忍び足でバレないようにしているところが笑えます。

ご飯を食べるときも、「あの小さくてムチムチした生き物に、エサを取られるかもしれない!」とでも思っているのか、超警戒態勢です(笑)。

わらびが、「この子は妹だ」と認識するまでには、もう少し時間がかかりそうです。

投薬、機械の使い方にまだ慣れない…

自宅に帰ってきたということは、つまり、これまでナースが行ってくれていたことを、全部私たちがやらなくてはいけないということでもあります。

娘は、6つの薬、3つの医療器具を必要としているので、自宅に帰ってからはまず、必要な機械のセッティングと、NICUが用意してくれた薬の一覧&投薬・母乳投与時間が書かれた紙を開き、1日の流れを確認しました。

その間も、カニューレ(酸素吸入器)に必要な自宅用の酸素濃縮器、停電時に使う巨大酸素ボンベ、バックアップ用&移動用に使用する中型酸素ボンベ×2本が業者から届き、その場で使い方の説明を受けるなど、急速に忙しくなりました。

▲酸素濃縮器。空気中にある酸素を取り込みます

 ▲酸素ボンベ(左)と、健康のバロメーター「ふみふみ」 (右)

そちらは主人に任せ、私は早速、G-tubeを使った母乳投与と投薬の準備を始めるものの、慣れないことにいきなりパニックになりました。

▲ミルクの投与量や時間などを設定するモニター


image
▲ナイロンのバッグに母乳を入れます。チューブの先端を手術でお腹につけた器具
『G-tube』に挿し、胃に直接母乳を届けます。

必要なことは、NICUで全て習得してきたとはいえ、すぐに質問できるナースがいない&環境が違う自宅での作業は、何かと想定外の出来事も起こるもの。

しかも私は、超がつくほど手先が不器用なので、必要な器具を床に落としたり、機械の設置がうまくいかなかったりと、次から次へと問題が発生。

あまりにミスが続くので、だんだんと自分の不甲斐なさに嫌気が差してきて、それまで堪えていたものが一気に溢れ出たのか、気づけば大声を上げて号泣していました。

そんな私の様子をそばで見ていた主人に、「娘のためにもしっかりしろ!」と叱られ、ようやく気持ちが落ち着きました。 ありがとう……。

薬は、ほとんど”飲むもの”ですが、口から母乳を飲むことができない娘は、『G-tube』&注射器を使って、必要量を投与しなければなりません。

▲母乳の投与口(紫、左)、薬の投与口(紫、右)、紫の投与口から入れたミルク・薬を胃に流す差込口(青)

また、体重がなかなか増えないので、母乳だけでなく、1日に2回、カロリーの高い『調合乳』を入れる必要もあります。

これら一連の順番を間違えず、時間になったら量を調整しながら投与していく(&途中で薬を追加)のは、素人にとっては相当大変です……。作業自体は、時間とともに慣れるだろうと思いますが、いつまで経っても慣れないと思われるのが、娘の数値レベルを計測するモニターの警告音

随分と体調がよくなってきたとはいえ、まだカニューレ(酸素吸入器)を必要としているくらいなので、カニューレが外れたり、嘔吐や母乳の逆流などが起こると、途端に体内の酸素濃度が減ってしまうため、しっかり体中に酸素が行き届いているか、24時間計測しておかないといけません。

特に娘はG-tubeを使っているため、胃に空気(ガス)が溜まりやすいらしく、頻繁に嘔吐するので、そうした事態になった時すぐに検知できるよう(嘔吐物による窒息を防ぐため)、規定値を下回ったら、大きな音で警告音が鳴ります。これがなかなか心臓に悪い……。

警告音自体は、NICUで十分慣れたはずでしたが、すぐ処置してくれるドクターやナースがいない中で警告音が鳴り続けると、やはり不安になります。

▲体内の酸素濃度(上)と、脈拍(下)を測定。酸素濃度は、92を下回ると警告対象。脈拍は100を下回るか、200を超えると警告対象。

夜中は、22時〜朝の8時まで連続して母乳を投与し続けるので、後半になりお腹のミルク量が増えるにつれ、どんどんガスが溜まっていくのか、昼以上に頻繁に吐いたり、気持ち悪そうにしたりしています。

また、基本的に超アクティブな娘は、時々自分でチューブを引っこ抜いて、ミルクをこぼしてしまうので、そちらも気を付けて見ていなくてはいけません(上からテープを貼って補強しても、時々チューブが外れています……汗)。

夜中は主人と私、二人とも起き続けていると体力的に限界が来るので、今は交代制で見ています。

しばらくは体力勝負になりそう&娘の体調が安定するまではもう少し時間がかかりそうですが、そのうちに状態は落ち着くだろうと信じて、気長に頑張ります!また、寝れる時にしっかり寝て、体調に気をつけながら娘のケアをしていきます!(私たちが倒れてしまっては、意味がないので……) 。

何より、やっと念願の娘との生活が始まったので、一緒に暮らせる幸せを噛みしめて、育児を楽しんでいきたいと思います!

おかえりなさい♡ ずっと待ってたよ! ムチムチの天使ちゃん♡

※さきほど、NICUに子どもが入院していることを証明するリストバンドを切ったので、ようやく本当に退院したんだなーという実感が出てきました!

-sponsored-

(Visited 210 times, 1 visits today)

You may like

  1. あやぽん

    はじめまして。退院おめでとうございます。私の子も同じで26週で産まれました。ずっと応援してました。硝子体手術をしたときはどきっとしてました。。
    私の子も硝子体手術をしました。日本では70%が視力が出るといわれています。早期で呪術がつ

  2. あやぽん

    続きです。
    早期で手術ができれば見える可能性はたかいそうです。nyでも設備のととのったびょういんみたいですね。娘さんの経過がいいようにいのっています。私の息子もいま修正5ヶ月ですが、経過は順調ですが、見えてるかはわかりません。希望をもって、毎日すごしてますよ。

  3. 前にもコメントさせていただいたものです。退院、本当におめでとうございます。
    わが子は、そこまで早期の早産では無かったものの、1ヶ月はNICUでお世話になり、その中で一度、心停止を経験しました。幸いスタッフの方々の対応が迅速で適切であったため、今は元気に過ごしてくれています。心肺蘇生は、親である私自身もしっかり身につけていなければならないと痛感した出来事でした。そちらの病院では必須項目として蘇生のトレーニングを受けられるのは、羨ましいなと思います。お子さんとようやく一緒に暮らせる幸せとともに、酸素や栄養を始め、色々な技術の修得と、自分に全ての責任がかかってくる不安、とてもよくわかります。パンクしてしまいそうですよね。気持ちを強く持って、でも溜め込まずに(言うのは、簡単なのですが…)お互い、我が子の成長、一瞬一瞬を大切に過ごしていきましょうね。私も今日も頑張ります!

  4. あやぽんさん
    コメントありがとうございます! バタバタとしておりお返事遅くなりました。
    お子さんも手術を受けられたんですね。実は、娘はもう片方の目も手術の可能性が浮上しまして、現在、ドクターと今後の方針について協議をしているところです。
    怖さもありますが、なにもしないでいたら、それこそもっと怖いことになるだろうと思い、もしまた手術の必要が出てきても、しっかり受け止めるつもりでいます。
    どうか、あやぽんさんの息子さんの視力も守られますように……。
    お互い、頑張りましょう! ぜひまたブログに遊びに来て&コメントしてください^^
    -Shizu

  5. Fukaさん
    改めてのコメントありがとうございます!
    その壮絶なご経験は、こちらの想像を遥かに超える大変なものだったと思います。
    そして、今お子さんが元気だというお話が、何よりうれしいです。
    生まれつき元気でも、何かトラブルを抱えていても、子どもたちはきっと私たち親に何かを伝えたいことがあって、会いにきてくれたんですよね。だから、Fukaさんがおっしゃってくれたように、一瞬胤舜を大切に、この子からのメッセージは何かな〜と、楽しみながら成長を見守っていきたいですね^^ お互い、ママライフを楽しんでいきましょう!!♡
    ーShizu

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です